はじめに
2017年8月末にオランダに移住してから4ヶ月以上が経ちました。
今回は、2017年のオランダ生活を振り返って、オランダの良いところや悪いところをまとめてみようと思います。
前提
オランダといっても、地域によって全然違うと思います。
自分の主な行動範囲は、アムステルフェーンというアムステルダムの隣にある街で、アムステルダムにはたまに行く程度です。
なので、今回書くことはアムステルフェーンに関することが中心となります。
大まかにいうと
金融、教育、働き方などは進んでいるものの、(インフラ的な)文明やライフスタイルは20年前の日本の田舎のような感じです。
コンビニのような便利な店はないですし、ウォッシュレットもなく、主な交通機関はバスです。
オランダの良いところ
- 現金なしで生活できる
支払いはデビットカードが主流で、スーパーでは現金が対応していないレジもあるほどです。
現金を使うのは、トイレぐらいです。
送金もアプリでリアルタイムでできますし、金融に関しては日本より進んでいる印象です。
- ワークライフバランスが世界一
http://www.oecdbetterlifeindex.org/topics/work-life-balance/
残業はありません。
むしろ、日本の残業が当たり前な空気は、いったい何なんですかね。
- 空気が綺麗
花粉症の心配はなさそうです。
- 人が東京ほど多くない
アムステルダムは人が多すぎると不評らしいですが、渋谷や原宿に比べると全然です。
- 子供が多い
教育費や子供の公共交通機関は無料で、子育てにかかるお金は食費と服代ぐらいらしいです。
他のヨーロッパの国に比べてオランダの良いところ
- 日曜でも店が開いている
ドイツやオーストリアは首都でも店が閉まっていました。
法律で日曜の営業が禁止されているとか。
- 所得税が安い
ヨーロッパだと、所得税はだいたい3〜4割ぐらいです。
オランダでも普通はそれぐらいですが、外国人は給与の30%が課税対象外になる「30%ルーリング」が適用される場合があります。
自分も適用されていて、だいたい税率は20%になります。
- ほとんどの人が英語を話せる
英語が通じなかった人は、今のところ会ったことがありません。
オランダの悪いところ
- ご飯が美味しくない
スーパーで売っている惣菜は、だいたいハズレです。
素材自体は良いはずなのに、なぜこの味付けにした?というものが多いです。
- 外食の値段が高い
吉野家のような安くて美味しい店はありません。
1000円以下で食べれるのは、ハンバーガー的なものぐらいです。
昨日ランチで食べたカルビ定食は18ユーロ(約2400円)でした。
アムステルダムまで行けば、もしかしたらもっと安くて美味しい店があるかも。
- 主な交通機関がバス
※電車もありますが、カバーしている範囲が狭いです
バスは、基本的には時間通りに動くことはなく、大体遅延しています。
例えば、家から会社までのバスは、10分に1本運行していて、所要時間は10分です。
しかし、時刻表通りにバスが来ることはなく、大体2,3分は遅れてきますし、10分遅れも珍しくありません。
全部のバスが10分遅れであれば良いのですが、そういうときは大体2台くっついてやってきます。
なので、実質的に20分に1本になったりします。
また、道が混んでると+10分かかることもあります。
運が悪いと、10分遅れ+10分渋滞で、20分遅れて目的地に到着します。
さすがに20分遅れはそれほど多くありませんが、期待値は予定時刻+5分です。
10分先の目的地でさえこんな調子なので、30分先や1時間先の目的地へ時間通りに着くことはほぼ不可能です。
(最近バスでつらいことが続いたから長くなってしまいました。。)
- 冬の夜が長い
オランダの冬は「暗黒の時代」と呼ばれるほど夜が長いです。
一番長いときは、朝の9時ぐらいまで暗く、夕方の4時過ぎから暗くなるほどです。
出社時も退社時も夜のため、太陽が見られるのは昼休みの時間のみとなります。
逆に、夏は昼が長くなるので、どんな感じか楽しみです。
- オランダ語が読めないと不便
オランダ語は話せなくて大丈夫ですが、読めないと不便です。
例えば、スーパーの表記はオランダ語です。
英語が併記してあればラッキーですが、ない場合は翻訳アプリでがんばるしかありません。
- ウォッシュレットがない
つらい。
まとめ
どちらかと言うと、悪いところが多くなってしまいました。
しかし、大半はアムステルダム近くのイケてるエリアに引越せば解決できる気がします。
一刻も早く引越したい。。